加賀・山中支所 (2012年8月)

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小屋根と赤瓦の伝統的建造物

小屋根と赤瓦の伝統的建造物
 
 8月下旬に入り、動橋川上流の大土町の林産組合長の西谷さんを訪ねてみました。今から7~8年前にこの町の裏山一体の集団間伐事業を実施する際に、集落内の組合員の方々の同意を取りまとめて頂いて以来のお付き合いです。
 
 
 この地区には、写真をご覧のように大屋根の上にちいさな屋根が築かれています。昨年、『国重要伝統的建造物郡保存地区』の指定を受けてからは、この小屋根と赤瓦が特徴のこの集落を訪れる人が増えているそうです。

 この小屋根は、何の為かと聞くと、西谷さんは家の中を案内してくれました。今では珍しい「囲炉裏」が綺麗に掃除されてありました。自在鉤は、大土から山を一つ越えた小松市大杉町の「かじや」さんに特注した家紋を象った形の骨董物です。
 
 この囲炉裏の煙が上に昇り、小屋根の隙間から外へ排出されるそうです。

 また、この部屋にはつい先日まで若い人たち十数人が泊まりがけで映画のロケを行っていたとのことで、それはそれは賑やかだったそうです。

 何枚も写真を撮っていたら、「何に使うの」と聞くので、「森林組合のホ-ムペ-ジに載させてもらおうと思うけどイイけ」と答えると、「この部屋で、山代に住んでいる画家さんの個展をする予定もあるんや」とのことでした。

 帰りがけ、採れたての瑞々しいミョウガを1袋頂きました。ありがとう、西谷さん。
 
(記 H)
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