白山支所 (2013年3月)

 

いしかわ身近な森保全事業 釜清水町地区について

いしかわ身近な森保全事業 釜清水町地区について
 
 平成24年度もあと少しとなりました。白山支所でも小松・加賀支所に続き、3月2日(土)と3日(日)の2日間、地区座談会を行いました。今年も多くの皆様にご来場いただき、白山ろくの森林整備等について、建設的ご意見を聞かせていただきました。ありがとうございました。

 さて座談会でも話題の一つになりました、「いしかわ身近な森保全事業」(緩衝帯整備事業)について、お伝えしたいと思います。この事業は、近年里山へ人が入らなくなったことで起こる、鳥獣害防止を目的とした事業です。集落周辺の里山の見通しをよくすることで、クマ・イノシシなどの野生動物が里山へ侵入しないようにするものです。
 
 
 3月9日、50cm以上残雪のある現地を地元の皆さんに案内していただき、施工方法などについて検討させていただきました。現地を立ち会っているときでも、ニホンジカが角とぎをした痕跡があちこちにみられ、人と野生動物の境界が薄れつつあることを実感するとともに、ニホンジカ被害が増えてくるのではと危惧しています。
 
 今回の釜清水町地区での整備がモデル的なものとなり、他の地区でもこの事業が広まり有効に活用されていくことと思われますので、しっかりと取り組みたいと思います。
(八幡)
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