加賀・山中支所(2013.8)

 

熊剥ぎ防除事業

熊剥ぎ防除事業
 
 近年、熊がスギ等の樹皮に爪を立てて皮を剥ぎ、立木を傷めてしまう被害が拡大しています。せっかく先祖代々育ててきた大木が、そうした獣害を受けて枯れてしまうため、“山へ行く気がなくなる”、“何のために木を育ててきたのか分からない”といった山主さんの切実な声をよく耳にしていました。
 
矢印の箇所が、皮を剥がれた跡
 
 矢印の箇所が、皮を剥がれた跡
 
 そうした中、今年度から間伐事業を実施した箇所の立木を、獣害から保護することが補助金の交付対象になりました。立木に自然分解性のウィリー・シートを巻いて、熊が寄り付かなくするもので、このシートは立木の成長に合わせて広がるため、木を傷めることなく保護を図れる品物です。
白く見えるのがウィリー・シート
   
 白く見えるのがウィリー・シート

 
 これからは間伐事業を進めるだけでなく、こうした立木の保護事業と一体的に行うことで、山主さんに喜ばれる仕事を増やしていきたいと考えています。
 
 
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