加賀・山中支所 (2012年10月)

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伐り倒されるスギに歓声!

伐り倒されるスギに歓声!
 
事業名: いしかわ森林環境実感ツアー(子ども版)
        「水」「環境」をキーワードに、海と川が豊かになるには、森をど
        うしたらよいのかをテーマに実施。
実施日 :平成24年10月5日(金)14:00~
場  所:山中県有林(加賀市山中温泉杉水町地内)
参加者 :加賀市立 分校小学校・5年生18人、引率の先生2人、
         石川県南加賀農林総合事務所・伊藤さん他スタッフの皆さん、
         伐採業者・瀬川木材の皆さん、当組合職員・細川。
 
 
 10月初旬、県有林の伐採作業中の現場において、上記の内容で子ども達の実感ツアーが開催されました。前日の夜に激しい雨が降ったため、当日の天候も心配しましたが、幸い午前中に晴れ上がってくれました。

 マイクロバスが現地に到着すると、「こんにちは~」と元気な声で子ども達がバスから降りてきます。始めに県の担当、伊藤さんから挨拶と、山が間伐をすることで活き活きするという説明がありました。

 そして早速、間伐の実演の始まりです。職員が指差す方向に注目!φ36㎝・φ42㎝の2本に目印を付けておいたので、順番に伐倒に掛かります。伐倒作業を行うのは、この現場を担当している瀬川木材さんの親方です。

 チェンソーの唸る音、そしてクサビを打ち込む音がして、大きな木がゆっくりと子ども達の目の前で倒れていきます。ドサッと地面に倒れると歓声が上がりました。
 
 
 次は、新品のグラップルの登場です。職員がハンドマイクで機械の動きに注目するように促すと、グラップルは重い丸太を掴んで自由自在に動きます。
 
 最後に、皆の前でφ48㎝の根元曲がりの端材を瀬川さんに輪伐りにして貰います。「どれくらいの時間で、真二つになると思いますか?」との職員の問い掛けに、「10分!」「3分!」「30秒!」と思い思いの声が聞こえてきます。

 「じゃあ、皆さんで数えてください。スタート!」瀬川さんも、子ども達の前で、いつもと調子が違います。勢いよくオガ粉が吹き上がり、子ども達のカウントする声がチェンソーのエンジン音に圧倒されます。

 「23!」23秒でしたと引率の先生。大きな音を立てるチェンソーを目の当たりにして、子ども達は興奮気味でした。切り離されたスギの木口を見て「バームクーヘンや!」と叫んだ子もいました。

 約40分程の時間でしたが、子ども達にとって日常とは違う、伐採現場の視察となりました。

(記 H)
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