当該森林は、ブナの原生林で753haが県の自然環境保全地域に指定されている。
梯(かけはし)川の上流に位置することから、水源林として重要であるばかりでなく、原生状態が維持されてきたことから、生態系の保全、野生動植物の保護、種多様性の保全のいずれにおいても重要な森林である。
ブナの大木が成立しているため、ニホンツキノワグマ・クマタカ等猛禽類など野生動物の生息環境として重要である。
また、ブナクラス域の中のクロモジ-ブナ群集に属し、多くの植物が現存するほか、多くの野生動物の生息環境となっているため、高い種多様性が維持されている。