白山支所(令和5年度)

 

緩衝帯整備事業(令和6年3月)

緩衝帯整備事業(令和6年3月)
 
 近年、野生獣の人的被害や農林業被害が増える中、白山市では被害を防止させる取り組みの一環として昨年の秋に、白山市上吉谷町地内において緩衝帯整備事業を実施しました。
 
 この事業は石川県の「いしかわ森林環境基金事業」を活用したものです。
集落周辺の手入れがされず藪になっていると、野生獣の隠れ場所やえさ場となり接近する要因となります。

 
森林の見通しを良くし、集落周辺の里山林でのクマやイノシシ等の野生獣を遠ざけるために、雑木の伐採や灌木の刈払い等を実施して、集落と野生獣の生息域との境界を形成する緩衝帯の整備を行いました。
 
 地元では、整備を行う前サルやイノシシの被害に悩まされておりましたが、緩衝帯を整備した事によって野生獣の出没が減少したと聞いております。
 
 
整備前
整備前
整備後
整備後
   
 森林組合では、これからも白山市と地元と協力して、里山林の再生へ向けて取り組んでまいりたいと思います。
 
 
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秋いろいろ(令和5年11月)

秋いろいろ(令和5年11月)
 
 小松市内の「こまつの杜 かかしコンクール」に、かが森林組合も令和元年度より出展しており、今年も職員数名が頭を悩ませ、かかしを作り上げました。昔はかかしと言えば、十字の竿に唐傘、のっぺらぼうの顔型、絣の着物を着せられた無表情なもののイメージなんですが、近頃ではカラフルな様々な形のかかしが道路沿いで見られるようになりましたよね。
 
 今年の、組合職員が作り上げたかかしのテーマは「山ガール」。「山」繋がりで、流行りもちゃんと取り入れてます。wink
 
 コンクールの上位には惜しくも入りませんでしたが、賞を頂きました。作成した職員の皆さん、お疲れ様でした。
 
 
 
素敵な賞を頂きました☆
   
 そんな長閑な雰囲気とは打って変わって、この秋はどこの山里も戦々恐々としていましたね。
 
熊の目撃情報が頻繁で、地域の有線放送では外出を控えるよう呼びかけられる日々でしたindecision
11月だというのに20℃超えの日があり、これではなかなか熊も冬眠しないだろうと思われましたが、1週間前とは気温差が20℃、ようやく白山麓らしい初冬の雰囲気になり、少しは落ち着いた日常が戻ってくるかなと気が緩んで来ているこの頃です。
   
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再生竹の刈払いの季節です(令和5年7月)

再生竹の刈払いの季節です(令和5年7月)
 
 熱中症に気を付けなければならない時期になりました。
夏場のこの時期は「いしかわ森林環境基金事業」を利用した、再生竹の刈払いの作業を行っています。
 放置された竹林は周辺の森林へ拡大することにより、森林のもつ公益的機能が低下し、豪雨による山地災害の発生などにつながる恐れがあります。
この事業は人工林に侵入した竹の伐採及び広葉樹の植栽を行った箇所を伐採後2年間の再生竹の刈払いを実施し、健全な林へ転換させることを目的とした事業です。
 
 
 
初めに侵入竹の伐採をします。
before
作業前 before
after
完成 after
   
刈払い前の繁茂状況(伐採後1年目)
新竹(再生竹)が多く発生している
 
刈払い前の繁茂状況(伐採後2年目)
新たに派生する竹の発生を抑制できてきている
   
 最近は、大雨による土砂災害がたくさん発生しています。
この事業を実施することで少しでも防ぐことに貢献できればと思います。
 
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催し物のお知らせ

催し物のお知らせ
 
<<かが森林組合>> 〒923-0181 石川県小松市長谷町ヨ244番地 TEL:0761-46-1341 FAX:0761-46-1177